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2025年8月修正 M4 Mac へ Homebrew をインストール&パスを通す

このページでは、パッケージマネージャ Homebrew をM系Mac で使えるようにする手順を記録しています。

2025年8月、.zshrc ではなく .zprofile への記述に変更&一部追記しました。

インストール

Mac のターミナルで、公式サイト(https://brew.sh/ja/)に記載のコマンドを実行します。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

途中 Xcode Command Line Tools のインストールが始まり、これが少し時間がかかりました(進行状況がわからないので止まったようにみえるが、待つ)。しばらくしてインストールは終わるものの、下記警告が出ました。内容は、案内に従ってパスを通せというもの。

Warning: /opt/homebrew/bin is not in your PATH.

パスを通す

下記の案内が表示されます。「.zprofile に記述してHomebrew へのパスを通してね」という内容(ユーザー名部分はご自身のものに置き換えて読んでください)。

- Run these commands in your terminal to add Homebrew to your PATH:
    echo >> /Users/hoge/.zprofile
    echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/ユーザー名/.zprofile
    eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

.zprofile に記述

もし /Users/ユーザー名 に .zprofile がない場合は作成します。

touch ~/.zprofile

案内に従い、.zprofile へ下記を記述しました。

echo '' >> ~/.zprofile
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile

解説:
1行目で、.zprofile に空行を1つ追加
2行目で、eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)" を追加

役割:
1. brew shellenv コマンドを実行して、Homebrewが必要とする環境変数(PATHなど)を表示する
2. それを eval で読み込んでシェルに反映する
3. 次回ターミナルを開いたとき、自動でHomebrewが使える状態になる

いますぐ PATH を反映

次回ログイン時でなく、今すぐ有効にします。

eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

役割:
1. 上と同じ処理を「今のターミナル環境」に即時反映する
2. これをしないと、PATHが通るのは次回ターミナルを開いた時からになる

ちなみに .zprofile(不可視ファイル)を確認すると下記が追記されています。

eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

動作確認

下記コマンドでバージョンを確認(今回は Homebrew 4.4.6 と表示された)できました。インストール完了です。

brew -v


参考情報

zsh 設定ファイルの読み込みフロー(Mac の場合)

(ログインシェルとして起動) ← macOSターミナルの初期設定
       │
       ├─ 1. /etc/zshenv        ← システム全体の環境変数
       │
       ├─ 2. ~/.zshenv          ← ユーザー専用の環境変数
       │
       ├─ 3. /etc/zprofile      ← システム全体のログイン時設定
       │
       ├─ 4. ~/.zprofile        ← ユーザー専用のログイン時設定(PATH設定など)
       │
       ├─ 5. /etc/zlogin        ← システム全体のログイン後設定
       │
       ├─ 6. ~/.zlogin          ← ユーザー専用のログイン後設定
       │
       ├─ 7. ~/.zshrc           ← 対話用の設定(エイリアス、プロンプト設定など)
       │
       └─ 8. /etc/zlogout & ~/.zlogout(終了時設定)

.zshrc と .zprofile

.zshrc に記述することでもパスは通ります(以前はこちらの方法を掲載していました)。

読み込まれるタイミングとそれに伴う用途



ファイル名 読み込みのタイミング 主な用途
~/.zprofile
ログインシェルする最初の1回だけ 環境変数や PATH の設定など「シェル全体の初期設定」
~/.zshrc ターミナルを開くたびに毎回 エイリアスやプロンプト設定など

HomebrewのPATH設定は環境変数なので、毎回読み込む必要はなく、1回だけ設定されればOKです。つまり、ログイン時に1回だけ読み込まれる .zprofile に書きます。


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この記事を書いたスタッフ

KATAAN代表

ごとう@KATAAN

数社の相談役、顧問として「経営層のブレーン」「経営幹部のメンター」「事業推進のサポート」などを担当。包括的かつ伴走型の経営支援をしています。

Web|IT|動画|撮影|デザイン|マーケティング|業務改善|組織づくり|社員研修などに対応。

愛知県西部在住。好きなことは自然を感じること、温泉、プロギング(ゴミ拾い&ジョギング)、読書、勉強会参加、歴史を知ることです。

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